観光地 Sightseeing spot
-カスティーリャ=ラ・マンチャ州-
カスティーリャ=ラ・マンチャ州
項目 | 内容 |
---|---|
州都 | トレド |
面積 | 79,461.97km2 |
人口(2010年) | 2,098千人 |
公用語 | カスティーリャ語 |
県と都市
県 | 県都 | 面積(km²) | 自治体数 |
---|---|---|---|
アルバセーテ県 | アルバセーテ | 14,925 | 87 |
シウダ・レアル県 | シウダ・レアル | 19,813 | 102 |
クエンカ県 | クエンカ | 17,141 | 238 |
グアダラハーラ県 | グアダラハーラ | 12,212 | 288 |
トレド県 | トレド | 15,370 | 204 |
トレド
トレドの概要
フランス南部からイベリア半島を版図とした西ゴトー帝国は、フランク族との戦いに敗れ、その領土のをイベリア半島のみとなり、560年に首都をトレドに遷した。
その後、711年にイスラム王朝のウマイヤ朝に占領され、トレドにイスラム文化がもたされた。1085年には、レコンキスタによりカスティーリャ王国がトレドを占拠した。
トレドにはキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が住んでおり、12世紀から13世紀には、共同で古代ギリシア・ローマの哲学・神学・科学の文献の翻訳され、中世西ヨーロッパのルネサンスに影響を及ぼした。しかし、1492年にユダヤ教徒の国外追放令が発令され、ユダヤ教徒は姿を消すことになる。
その後、711年にイスラム王朝のウマイヤ朝に占領され、トレドにイスラム文化がもたされた。1085年には、レコンキスタによりカスティーリャ王国がトレドを占拠した。
トレドにはキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が住んでおり、12世紀から13世紀には、共同で古代ギリシア・ローマの哲学・神学・科学の文献の翻訳され、中世西ヨーロッパのルネサンスに影響を及ぼした。しかし、1492年にユダヤ教徒の国外追放令が発令され、ユダヤ教徒は姿を消すことになる。
古都トレド
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トレド大聖堂
トレド大聖堂(Catedral de Santa Maria de Toledo)は、1226年にカスティーリャ王フェルナンド3世時代に建設が始まり、カトリック両王時代の1493年に完成したカトリックの大聖堂。大聖堂は、フランス・ゴシック様式を基調とした建物で、全長120mで幅が59mある。
内部には高さ3mの聖体顕示台があり、金・銀・宝石で装飾されている。また、サン・イルデフォンソ礼拝堂、サンチャゴ礼拝堂など22の礼拝堂が配置されている。聖具室にはエル・グレコによる「聖衣剥奪」や「十二使徒」などの絵画が飾られている
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アルカサル
アルカサルはスペイン語で「城」の意味で、トレドのアルカサルは、3世紀にローマ帝国により宮殿として建てられ、カスティーリャ王アルフォンソ6世が11世紀に要塞とした。その後、何度か大規模な改修がなされ、1538年にカルロス1世により、大規模な改修が始まり、1551年に今に残る形となった。2010年7月から軍事博物館となっている。
エル・グレコの家と美術館
ギリシャ出身の画家、エル・グレコ(El Greco、1541年~1614年4月7日 本名:ドメニコス・テオトコプーロス)のアトリエとされる邸宅を改修し、16~17世紀の調度品を置いた美術館である。エル・グレコの作品は宗教画が多く、その独特な画風は、ペラスケス、ゴヤと並びスペインの三大巨匠の一人とされる。エル・グレコの家にはエル・グレコの「トレドの景観と地図」十二使徒の連作などが展示されている。
サン・トメ教会
14世紀のムデハル様式の華麗な塔がある、サン・トメ教会(Iglesia de Santo Tome)は、エル・グレコ作の絵画「オルガス伯の埋葬」を所蔵していることで有名。サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会
12~13世紀に建てられユダヤ教の教会。1492年にユダヤ人が追放されるとキリスト教の教会に改修された。サン・フアン・デ・ロス・レイエス教会
カトリック両王により1476年のトロの戦いでポルトガルに勝利した記念で建てられた。ゴシックを基調にムデハル、ルネッサンスが混在とした建築様式である。クエンカ
歴史的城壁都市クエンカの概要
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クエンカ大聖堂
13世紀に建てられたゴシック様式の建物で、一部、ルネッサンス様式も見られる。宙吊りの家
14世紀に王の別荘として建てられた建物で、その後、市庁舎としても使われた。1966年からは抽象美術館として使われている。その他
イベリア半島の地中海沿岸の岩絵
紀元前8000年頃から前3500年頃の洞窟壁画で、カタロニア州、アンダルシア州、ムルシア州、バレンシア州、アラゴン州、カスティーリャ=ラ・マンチャ州の6州727ヶ所に点在し、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)において、7地域に区分されている。1998年に世界遺産に登録された。
カスティーリャ=ラ・マンチャ州においては、次の通り点在する。